ジミーちゃんがめちゃめちゃかわいかったんですよ。ジミーちゃんっていうのはほらあの「寝盗られ宗介」で丈くんが演じていた役なんですけどね？真っ赤なお鼻が超絶かわいい男の子なんですけどね！！？
「10円あげるから表で犬とでも遊んでな」って言われたら、目をキラキラさせて駆けてく男の子なんですけどもうこれだけでかわいくないですか？かわいいですよね！はい握手！
「寝盗られ宗介」ってどんな話かっていうと、地方をまわってお芝居をする劇団の話なんですよ。看板女優である事実上の奥さんを同じ劇団員に寝盗らせておいて、それでもちゃんと自分の元に奥さんが戻ってくることで愛を感じるめちゃめちゃ独裁的な座長の宗介とその一座の話なんですけど！
みんな宗介のことが大好きでそれだけで成り立ってるような劇団の話なんですよ。劇中劇の形で話は進んでいきます。
そこで丈くんっていうかジミーちゃんは歌手？なのかな？えっなんだったんだろう（今更）……とりあえず歌う人なんだけど、「腹から声出せ！」って何回も言われるし、ほんと何回も「腹から声出せ」って言われるし、マイクを持つ方の肘が上がっちゃうし（ここかわいいポイントね）、挙句宗介に「お前の歌はお客さんの便所タイムだ！」って言われるから（宗介ひどい）やっぱりまあ歌の下手な歌手なんですよたぶん。舞台もジミーちゃんが歌ってるところから始まるのです。
あっ中身の前に外見の話をします。
ジミーちゃんはね、鼻が赤いんですよ。鼻が赤い？って思われる方もいらっしゃるでしょうけど、本当に鼻の頭が真っ赤に塗られているんですね。終盤のシーンでようやくその理由が明かされるんですよ。宗介が「お前鼻が赤いな。どうしたんだ」って聞くと「マイクぶつけすぎたんです」って答えるの！めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃかわいくないですか！！！！！？
あとね、ジミーちゃんはなんやかんやあって途中で髭を生やすんですけど、宗介に髭のことを指摘されたら「つけ髭なんです。髭が生えないんです」って言うんですよかわいすぎませんか？かわいいですよね？かわいいんですよ。さっきなんやかんやってごまかしたけど、なんやかんやっていうのは、レイ子に「髭でも生やせば？」って言われたからなんですね。むすっとした感じで「生やしますよ」って答えたくせに、結局つけ髭なんですよー！つけ髭に至るまでにいろいろ試したりしたのかな？あるのか知らないけど育毛剤とか？わあほらかわいい！
それからね！ジミーちゃんにはスズ子っていう彼女みたいな存在がいるんですけど、この二人もかわいいんですよ。ジミスズ尊いって感じなんですよ。分かります？分かりますよね？
宗介が同じ劇団の女優さんを襲おうとしたみたいな話になったときにスズ子ちゃんの肩を自分の体に寄せちゃったりなんかしちゃうんですよ。でもスズ子がジミーちゃんに迫っても相手にしないどころか「もっと成熟した女とグラブりたいんだ」「座長の奥さんをセンテンススプリングしようと思ってんだ」とか言っちゃうんすよぉ。ジミーちゃん反抗期かな？そんなこと言っちゃうジミーちゃんに対してスズ子は「変わってやる。360度まるで変わってやるんだから！」って決意を固めてしまうんですね。そして劇団を出ていくときに「あの波止場でブルースを聞かせてね」ってスズ子が言うと、憂いを帯びた感じで「ぼくはもう、ブルースはうたわないよ」って～～～～～～～泣くしか～～～～～ 素直になれよ～～～～～～～それまでの場面で一度もブルースを歌ってるのは見たことないからどんな思い出があるのか知らないけど素直になれよ～って思っちゃうから～～～～
はい。そうして出て行って2年後。シーンは波止場。ジミーちゃんは髭を生やし、スズ子は制服を脱いだ後オレンジ色のワンピースとギラギラの上着に身を包んでいます。余談ですがスズ子はシャケなのでシャケっぽい服なんですけどね。ギラギラしてるのはウロコですたぶん。
二人はそこでお互いに知らない人のていで話します。スズ子がジミーちゃんに、昔私を捨てた男を見たことはないかと尋ねます。
スズ子は「何人もの男があたしの身体の上を通り過ぎていったわ」って言いながらタバコをふかすんですよ。ほらもうジミーちゃんのせいだよ！！？変わりすぎだよ！？
「お嬢さんが探してる男が遠い昔に歌っていたブルースって、こんな歌じゃなかったですか？」ってそのブルースを歌うけれど、スズ子は違うと答えるんですね〜〜。それからスズ子はジミーちゃんに、ジミーちゃんへの伝言をします。「スズ子はすっかり変わっちまって、ジミーのことなんか覚えてないって」「兄さん、声は腹からだしな」はい切ない！お互いにかわってしまったんだよ～…はあ切ない…だからいいんだよなあジミスズは…
あとね！場面が前後するけど、ジミーちゃんとノブオがまたかわいいんだこれが。
レイ子を寝盗った後劇団に戻ってきたノブオに、宗介はメインの役をあてがってやるんだけど、ノブオがチキっちゃったとき。ジミーちゃんがノブオに演技指導みたいなことをするんですよ。
「えっとじゃなくて待っておくんなさいだよ！」「だから、えっとはいらないの！待っておくんなさいだけ！」「だからえっとはいらねぇって 待っておくんなさい」「だからここは！歌舞伎役者浪花屋音吉の楽屋なの！そこにお志摩が訪ねてくるの！」「だから」「ばかー！！！…腹から声が出た…！」みたいな感じのねシーンなんだけど、めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しそうに言うんだよね。腹から声がでたねえよかったねえ…（泣）
寝盗られのチラシを出して、「この右下のイケメン（ノブオ）出てねぇじゃねぇか！この左下のもぉっとイケメン（ジミーちゃん）も出てねぇじゃねぇか！」「うちの事務所で鼻赤くして出てんの俺くらいだよ！」みたいなこと言うのめちゃんこかわいい。ここでアドリブでノブオに質問されたりなんかすると、ちょっとタジタジなのもう丈くんかわいい満点すぎ！
ここで唐突にジミーちゃんのかわいい台詞の話をしますね。
宗介の奥さんであるレイ子と一緒になるからって宗介に宣言する場面で、宗介からこれからどうするのか問われたとき、「駅まで行って、駅に住もうかなと！春まで待てばぼくのことだから決心が鈍ると思うんです」って答えるのかわいい。
それから、宗介にお前の歌は評判がいいって揶揄われたときにきょとんとして「評判はいいと思います。元々才能はある方だから。座長、こんな男が、って思ってらっしゃいますか？が、こんな男が世の中意外とやるもんなんです！」って答えるのもかわいい。
あとね、ジミーちゃんといえば携帯なんですよ。どんなシーンか忘れたけど、宗介とレイ子に携帯自慢をするジミーちゃん。「携帯電話を買ったんです。名前もマサヨシって付けたんです」誰からも電話がかかってこないから「基本料金ばかりとられて、地獄のような毎日です。本当にソフトバンクは、ソンです」っていうのかわいい！
「俺がたまに鳴らしてやるよ」って宗介が言うと、「ちゃん、ちゃららん〜もしもし？もしもし？」って言うんですよ〜〜！あいふぉんの人はわかると思うんですけど、デフォルトで入ってる着信音のオープニングを自分で言うんですよ！かわいい！私はこれをアラームに設定しているので毎朝ハッピーです✌︎✌︎
それから！ジミーちゃん殴られすぎだからね？普通にモンペの気持ちわかる（怒）ってなったからね？宗介暴力的だしジミーちゃんはちょっとアレなので、舞台を通して10回くらい殴られるジミーちゃん（泣）殴られても携帯だけは頑なに離さないところからジミーちゃんの携帯に対する愛が感じられましたね…殴られても尚かわいいなんて罪。宗介が腎臓の悪いトミーに自分の腎臓を移植したことがレイ子にバレる場面で、「僕も心臓もらおっかなー」って軽率な発言するときもレイ子にぶたれるんだけど、この言い方がまたかわいかったあ。
さっきも書いたけどジミーちゃんは散々随所で「腹から声出せ」って言われていたんですね。いざ結婚式を執り行うんだけど肝心のスズ子が帰ってきませんって場面。宗介の心が折れそうなところに座員のみんなが出てきてハカを踊るときに「腹から声出せー！北村宗介一座、ハートブラックス！ファイト〜〜！」って言うのさ泣いちゃう…！舞台観てないと伝わらないかもしれないけど、すごく良い場面なんですよ〜〜…。
そうして宗介とスズ子が抱き合っているところに着信音が流れるとジミーちゃんが出てきて、「ぼくの孫正義が鳴りました！」って台詞で幕が下りるのです。ジミーちゃんではじまってジミーちゃんで終わる舞台なのです！！宗介にお金をたかるところの「ミスターグルタミン酸」もかわいかった！
本当にかわいいしかなくて、丈くんがこの舞台に出ることができたことも、ジミーちゃん役だったことも、全ては偶然じゃなくて必然だってことです！だってあんなにかわいいんだもの！
はい。カーテンコールでの並びが高橋さん、丈くん、菜摘さんだったんですよ。とっつーがちょっとずれたこと言うと菜摘さんと笑い合ったり、高橋さんに「あんたがフォローするんだよ！」ってな具合に押し出されたりしていて、良い座組なんだなあって思いましたっていう作文。寝盗られのおかげで作文が書けるようになりましたァ！
真面目な話、松竹初日や大楽で目に涙を浮かべる丈くんを見て、こっちまで感極まってしまっちゃったりなんかしちゃったりした。
「関西ジュニアを背負って」みたいなことを雑誌でも宣伝のときもカテコでもよく口にしていて、きっとすごくプレッシャーだったと思うんだよ。知らないけど。でも舞台の上でジミーちゃんを演じる丈くんは、とてもとてもよかったよ〜といちファンは思いました！はい！未来は明るいし丈くんはかわいい！楽しい2ヶ月でした！ありがとう！遅くなったけどおつかれさまでした！
