おなじゆめをみて

主に丈一郎くんと関西Jr.についての覚え書き

松竹座ステージ体験ツアーの覚え書き

肌を刺すような寒さのなか、コートのポケットに手を突っ込んで足早に歩く冬の17時過ぎ。ヒップスを出てまっすぐ進み、金龍ラーメンのにおいを無視してはり重の角で曲がる。歩く速度を落とさないようにチケットを出して、突然右手に現れたそこに入ると、五秒前までのなんばの喧騒が過去のものになってしまう。あの瞬間が好きだ。とくに冬の平日夜公演が良い。

冬はもちろん夏も春も。恋をするなら御堂筋からっていうのは本当で。まあ別に恋ではないけれど、松竹座のステージで踊る丈くんを観ているあの瞬間に感じるときめきが、今まで出会ったどの感情よりも特別だったような気がする。


思い出深い松竹座のステージに立って舞台機構を体験できるツアーに参加してきたので、ざっくりと覚え書きとして残しておきます。


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入場

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消毒→検温→チケット券面に記載の名前と本人確認書類での本人確認

ここではチケットをもぎらず本人確認のみ行って建物の中に入る。
スタッフさんの松竹法被がかっこいい。関ジュの公演のときはスーツだけで法被は着ていなかったように思うけど、それ以外の舞台のときは着ていたりたりするんだろうか。消毒や清掃をしておられた方はおそらく手ぬぐいで作った緞帳柄のマスクを着けていてかっこよかったです。
いつも通り右のエスカレーターから2階へ上がる。

2階ロビー

ブログを書くつもりがなかったので写真を撮っていないという甘さ。

いつもグッズを売ってる売店は閉められていて、松竹座の歴史の書かれたパネルや提灯が飾られていた気がする。映画の前売りとか売ってたりするエスカレーターの前のところではミラーボールが回っていたり、照明が置いてあったりしました。

3階(1階席ロビー)

いつものようにエスカレーターを上がって1階席ロビーへ。今回のツアーでは1階席のみの使用だったので、1階席より上にはあがれませんでした。

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1階席ロビーの椅子に座ってるときが一番これこれこれだよー!となったかもしれない。ばったり友だちと会ったり、写真渡しあったりする思い出の場所ですね。壁に掛けてあるのが松竹座の公演のポスターじゃなくて、松竹映画のポスターばかりでちょっと寂しくなったりした。

1階席

アルコール消毒をし、券面を見せて自分でチケットをもぎり、スタッフさんが持っている箱の中に半券を入れて入場する。

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回ごとに座席の上手と下手を交互に使用していて、私は下手の回だったので下手の正面1扉から入場。他の扉は使えません。
左右は一席、前後は一列開けて座席指定されていて、3〜17列までを使って一列につき4、5人が座る。一回の参加人数は39人くらいかな。

使わない列はロープが掛けられて入れないようになっているけど、開演までは立入禁止区域以外は最前列まで自由に行けるようになっていて、みんな写真を撮ったりしていました。

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左右のバルコ。普段松竹座で写真を撮ることがないから新鮮な気持ちになりますね

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下手通路から2階席を見上げた景色。11列くらいかな?

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最前5番から見る花道のすっぽん

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最前列の視界

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見慣れていたはずの緞帳も改めて見るとかっこいいね

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丈くんのアクスタ一通り持って行ってるはずなのに全部出して並べたりしないところが我々のダメなところです
2Facedの衣装で松竹に立ったところは直接見たことは無いんだよね。1年1ヶ月振りの松竹座。

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PA席があっていつもは座れないところ

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舞台とかだったら観客を入れているのかもしれないけど、ここも座れない憧れの席

開演

チケット購入時に指定された座席に座って開演ブザーを聞く。初めに緞帳が上がって照明と音響とで春夏秋冬をイメージしたステージを観る。写真撮ってない。2月以降全く現場が無いからなのか、ステージ上に誰もいなくてもワクワクしました。

3分くらいかな?ステージが終わってスタッフさんから今回のツアーの説明がある。その後、いよいよステージ上へ。一度ロビーに出て鳥屋*1を通って花道を歩く。土足で舞台に上がるのになんだか申し訳ない気持ちになる。

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鳥屋の中。花道からはこういう目線になるのかと勉強になりました。客席から見上げてるのと比べると、実際に歩いてみた方がそのイメージより高いところにいる気がした。

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花道歩いてステージに到着。花道の長さが17m、ステージの奥行きが16mでほとんど変わらないんだって。客席から見ててもステージの奥の方遠いもんね

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見上げると照明や舞台で使う背景(?)が吊るされていてちょっと怖い。いろんな照明があるんだな

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下手側を見上げるとこんな感じ。天井も高い

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ステージの一番後ろ

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上手の一番奥。この階段はどこに繋がっているんだろう?

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上手。普段は黒い幕で見えないようになっている部分ですね

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この木もどこかで見たことがあるのかないのか

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盆が回るのを体験する。

ジャニーズJr.は動き出した時の衝撃にも動じずパフォーマンスをしていてすごい。回りながら踊るの方向感覚おかしくならなりそうだなと思いました。ジャニーズJr.はすごい。今回は1分くらいで1周するくらいのスピードだった。

せり

素人にも分かりやすい大きさの立ち位置のバミリがあるので各自好きな場所へ。分かりやすく白いテープで四角く囲ってあるところがせりの部分です。
前方にあるせりが下がり、後ろのせりが上がるので、待機しておくグループ含めて3グループに分かれて順に体験していく。
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通常の視界。手で照明を遮ってうちわを読もうとするジャニーズJr.のモノマネをする。客電がついてるからか、3階5列までちゃんと見えるものなんだなと思いました

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さっきの写真くらい上がるとこうなって、2階最前に入りたい気持ちになります。幅がある程度あるとはいえ、こんなところで踊っているジャニーズJr.はすごい。盆が回ってせりも上がったところで踊ったりもするし怖くない?

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下がるとこうで、1階席と同じくらいの目線になる。下は機械がいっぱいで巻き込まれたらどうしようっていう恐怖。ちびっこたちは最初に危険なところを教えてもらうんだろうなーと思いを馳せる

幕が下りる

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緞帳がおりてくるときにしゃがみながら前列のオタクに手を振るジャニーズJr.のモノマネをみんなしたと思う

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緞帳の裏側。みんなここを見て始まって、ここを見て終えるんだね

ステージ体験

オープニングで客席から見た春夏秋冬のステージを、今度はステージ上で体験する。

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最初はこんな感じ。
幕が上がる瞬間はドキドキして高揚感に包まれて最高だった〜!幕が上がって客席に自分のファンがいたら必ずファンサービスをしてしまうなと思いました。そして照明と音響の力ってすごい。なにもできないのに自分ができるジャニーズJr.になったような気になるし爆上がりする

花道

花道を通って客席に戻り終了。
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花道からの目線


おつかれさまでした。ツアー自体は30分間くらいだけど、開場が30分前で、終わってからも2階のロビーなどは見学できました。



終わって2階のロビーで喋っていると、次の回に参加する予定のお友だちと出会うことができて松竹感が最高潮に!友だちが少ないのもあると思うけど、一回40人弱だしチケットは販売20分くらいで完売したようだしお友達に会うことができなくて寂しくて。でもちゃんと出会えてさすが松竹!普段はできない2階ロビーで見送るということができたのは、このツアーならではでした。
ところで松竹じゃない広い会場で偶然いろんな友だちに会うことを「松竹感」「松竹やん」みたいに言うけど、これってもしかして松竹座を通ってきたオタクしぐさですね。


たくさんのスタッフさんがいて、しっかり感染対策が取られていて安心して臨むことができました。劇場で公演がないのは悲しいし寂しいし本当はこういうことができない方がいいのかもしれないけれど、こうして松竹座の舞台に立つことができたのは嬉しかったな。普通に生活していたら私は一生立つことができない舞台で、客席から見たことしかなかったから全てが興味深いし。

また松竹座で歌って踊る丈くんを観る機会があるのか無いのか分からないからこそ、今までの楽しかったり悔しかったり嬉しかったり悲しかったりすることを思い出して卒業式みたいで寂しくなっちゃった。たくさんの思い出が詰まった大好きな場所です。

*1:花道後ろから出てくるあの暖簾がかかっているところ、あそこは鳥屋(とや)と呼ぶのだと初めて知った